借金という信用

借金と聴くと良いイメージを持たない人の方が多いでしょう。
 倒産や破産、これらの主な原因は借金であり、そういった深刻な状況じゃなくても人間関係を険悪にする原因の一つでもあります。
 しかしながら、借金は常に私たちの身近にあります。なにせ、私たちが普段扱うお金でさえ、借金といえるのです。貨幣も紙幣も日本銀行券。そして、銀行券は日本銀行が発行する債券です。

 資本主義において、借金というのは切り離すことのできないものであり、国営にせよ私営にせよ、世の中を回すためには必要なことです。それは私たち個人にも同じことが言えます。
 例えば、収入。労働に対する対価も債権ですよね。○○〆であり、支払われることで債権の返済が終わるわけです。公共料金や賃料などもまた債権です。
 簿記上ならば、売掛金や買掛金。これらは現金に償却するまでは借金であり、貸付か借入の違いでしかありません。

 借金とは悪く言えば破産や倒産の原因。良くいえば信用や評価の基準でもあります。

 「ギャンブルで今月ピンチだから〇〇円貸して給料日に返すから」と言い出す同僚と「○○日〆に報酬を支払います」との得意先からの売掛金。どちらが信用に値しますか?となると後者になるでしょう。
 
 国債にしても国という信用の強さがあるから成り立つわけで、会社などの株もまた信用の優劣によって人気銘柄も違ってきますよね?
 それらはあくまで返済するメドや担保があること、収支の計画が出来ていることで成り立っています。

 借金を辿れば、その会社の信用がわかる。それは個人でも同じことが言えるでしょう。
 信用というのはプライスレスであり、その価値は借りたお金以上に高いものです。
 たかだか100円くらいと踏み倒す知り合いがいたとして、その人の評価はその高々すら返せない人という評価と信用となります。そんな細かいこと気にする人は器が小さいなどと甘く見ているかもしれませんが、返さなかったという事実は根に残るものです。
そんな恥ずかしい評価と信用にならないよう借金の付き合い方や自身の身の丈に合ったお金の扱い方を心掛けていきたいものです。

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